消費者金融への過払い請求。終了したユニマットを利用していた方へ
ユニマットという名の消費者金融がありました。正しくはまだあるのでしょうが、現在は新規契約などは一切しておらず、利用者(まだ債務が残っている人など)には、返済のみが可能という事になっているようです。このように、終了してしまっている消費者金融に過払いなどの請求をするとすれば、どうなるのでしょうか?
ユニマットはユニマットライフというアメリカの傘下の消費者金融でした。アメリカの傘下ではありましたが、日本でも活躍した大手の消費者金融です。ユニマットレディスという、女性専用のサービスもあり、消費者金融に抵抗のあった女性の方にも安心して利用できる会社だったそうです。
現代のように規制のかかる前だったという事もありますが、ユニマットの金利は借りる金額にもよったとは思いますが、28.88%までなどと、結構高い設定になっていました。現代の金利の最高が18%前後であるように、約10%も多い金利を取られていたんですね。これは過払い請求に対するものでしょう。
ですが、現在、業務は不安定になっており、新規借り入れはしてない状況です。復活する見込みもありません。HPなどもなくなっています。過去にユニマットを利用していた事のある方や、現在も返済が終了していない方、どちらにしても過払い請求したいですよね。特に返済がまだの方ならば、過払い分でどうにかなるかもしれません。
しかし、ユニマットでの過払い請求は少し難しいようです。例えば、不動産担保ローンを利用していた場合ですが、無担保ローンから不動産担保ローンへ変更していたなどがあれば、変更前の分は時効消滅していると言われてしまう可能性があるのです。他にも裁判によって時効が認められている事があるようです。消費者金融側に非がありそうな過払い問題であっても、こちら側に非があるような自己破産などであっても、裁判所、特に最高裁判所の決定が下りてしまえば、納得いかなくてもどうする事もできなくなってしまいます。
ユニマット以外にも、すでにサービスを終了している消費者金融で融資を受けていた方も多いでしょう。すでにサービスを終了している消費者金融に関しては、ややこしい部分が多くあります。例えば、どこか違う会社に吸収されて(合併)違う会社として経営を再開している場合などには、何かと規約なども変わっている可能性もあります。どこまで裁判などで認めてもらえるかによってくるんですね。
そもそも、過払い請求は、過払いをしていたであろう実績があったとしても、100%必ず戻ってくるとは限りません。上記のような感じで、時効や裁判所の判断により、過払い分を返還しなくても良いと判断されてしまう可能性もあります。ですが、ユニマットに関しても、全ての過払いを全く請求できないわけではないようです。請求できる部分もあるようです。
過去にユニマットを利用していた方は、まずは弁護士さんに相談してみましょう。どの時期にどれくらい融資を受けていたのか、どのサービスに契約していたのかなどによって変わってくるかとは思いますが、見込みはあります。どちらにしても、ややこしい部分もありますので、弁護士などの専門の方を頼っての方が良いでしょう。無料相談などを行っている事務所も多いですので、ぜひ、相談してみてください。